私の価値観を変えてくれたアメリカ遠征の話

1月16日(土)

 

私はこれまで様々な土地で

野球をさせていただく機会に

恵まれました。

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最初に海外で野球をしたのは

アメリカです。

 

私は大学時代に行ったので、

決して早い方ではなく、

 

むしろ遅い方だったと思います。

 

そのときに、うわっなんだこれ!

すげーって感じたので

 

私自身としては、子供たちには

出来る限り早めに海外に行ってほしいし

 

異国の世界を見ておく事は

とても大事なんじゃないかなと

言うように思っております

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異国の世界、日本以外の世界を見ることで

海外の新しい文化や新しい価値観、

言葉に出会うことができますし、

遠く離れた地域から日本の良さについて

気づくことができます。

 

▼私が行った初めての国、アメリ

 

私が大学4年生の時に

アメリカキャンプに行く機会がありました。

 

OBの方々のご好意で、

アメリカに遠征に行き、

違う国の野球を見ることができました。

 

正直アメリカに行って何を学べるんだと

偉そうな考えを持っておりました。

 

なぜかと言いますと

私が持っていたアメリカの印象は

 

『パワーで野球をやっている』

キン肉マンが野球やっている』

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そんなイメージしかなかったからです。

 

しかし実際にアメリカの野球を見てみると

 

そのイメージがまったくの

別物だということがわかりました。

 

渡米前に思っていたアメリカとは

真逆でした。

 

▼想像以上にスモールステップ

 

非常に細かい段階を踏めるよう、

練習が組まれていました。

 

これは日本で言われている

基本練習よりも、もっと細かい基本練習、

部分練習が行われており、

すごく参考になりました。

 

▼例:バッティングに関して

置きティー→フロントトス→ハーフバッティング

と言う流れでバッティング練習をしていきます。

 

置きティーでは

コースを確認する

高さを確認する

ポイントの場所を確認する

 

などバッティングに起こる

様々なボールの位置関係を考え

 

徹底的に自分のバッティングを

作り上げることを意識していました。

 

▼置きティー

置きティー

ボールが止まっているので、

 

自分がちゃんと打てれば

ちゃんとした打球が出ますし、

 

一方でおかしな打ち方をすれば

それ相応の結果が見えます。

 

置きティーに関して、

アメリカでは徹底的に行われていた

と思います。

 

日本での基本練習と言うと

横から投げられたティーバッティングだと

思いますが、

 

これは投げる人の力量によって

コースがバラバラであり、

同じコースを打っていると

思っていても

 

全然違ったコースを打っていたりとか、

投げる人が下手だったら

集中して練習できないという

デメリットがあります。

 

当然動く球を打てると言うメリットが

あるかもしれませんが、

 

ここで言う基礎練習とは

毎回同じコース

同じポイント

同じ高さを打つことであり、

 

置きティーをすれば自分の苦手なコースの

克服にもなるし、

 

得意なコースのさらなる

レベルアップを図れることにも

 

つながります。

 

▼フロントトス

 

フロントトスでは

約5メートルぐらい離れたところから

 

コーチが選手にボールを投げます。

 

これは横からのティーとは違って

実際にピッチャーの投げる方向から

 

ボールが来るので、

より実践に近い形になります。

 

またインコースにボールが来れば

引っ張る打球

 

アウトコースに来れば

逆方向への打球を

 

打ち返すことができます。

 

フロントトスの場合、投げる人(コーチ)が

目の前からコースの確認ができるので

 

「いま〇〇のコースを打ったな!!」

と確認できます。

ティーは意外と判断しづらいです。

 

コーチが投げやすくなるので

自分の苦手なコースを徹底して打つことができます。

 

一方、横からのティーバッティングをすると、

引っ張る練習ができますが、

 

アウトコースを逆方向に打つ

という練習が非常に難しくなります。

 

アウトコースの打球を逆方向に打ってしまうと、

投げる人にボールが当たりますからね。

 

(よく事故としてニュースになります。

最悪のケース、目に当たって失明とかも

聞いたことがあり、すごく心が痛みました。)

 

上記の怪我を避けようとするあまり、

アウトコースの打球を

 

わざと手首を返して

センター返し、あるいは引っ張った打球にして、

 

投げる人の安全を守ります。

こうやって人間特有の心理が働きますから、

 

これはいわゆる

アウトコースを手打ちにしてしまう

 

ようなバッティングにつながってしまうと

個人的には思っています。

 

置きティー、フロントトスを終えると

最後にハーフバッティングを行います。

 

▼ハーフバッティング

 

大体14メートルの位置から

バッターに球を投げます。

 

この時の体感スピードは

およそ150キロ位の球を打つようなイメージ。

 

ピッチャーのリリースからコンタクトまで

だいたい0.4秒未満と言われており

そんな球はなかなか経験できませんから、

 

この距離は妥当で、

非常に効果がある練習かなと思います。

 

そしてシーズンに近づいてくると、

実際にピッチャーがマウンドから

投げる練習もやっておりました。

 

▼スモールステップで自信をつける

 

こういった細かなステップを

踏んでいくことによって、

 

自分自身にも自信がつくし、

どこかでスランプが来たとしても

立ち帰れる場所があるんだなと

感じました。

 

百聞は一見にしかずと言うように、

なぜアメリカがこんなにも

野球が強いのか、

 

アメリカ人が逆方向へ

打球を飛ばすのか、

 

私はこのアメリカ遠征で

アメリカで過ごしている日本の方達とも

話をし、色々な理論を聞いて

 

未熟な知識と繋げることが

できました。

 

そしてこの経験がもっとアメリカの

野球指導について知識を深めたいと

 

それ以降、時間があればキャンプや

メジャーに行くきっかけになりました。

 

▼まとめ

 

今回の話は、

アメリカが良い、日本が悪いと

いうことを伝えたいのではなく、

 

なるべく早いうちから海外の野球を

見ることによって、

 

よりフラットな目線で、

練習ができる選手に育つんじゃなか

とお伝えしたく

 

ブログを書きました。

 

海外の文化を学ぶことで日本の良さも

日本の良くない部分も学ぶことができますし、

 

一方でアメリカの良いところ

良くないところも見ることができると思います。

 

できる限り広い視野を持つことによって、

より本質をついた練習を実施することが

可能になると思うので、

 

機会があればぜひとも

 

学生のうちに他の国に行って、

 

野球を見てもらいたいな

というふうに思っております

 

こんな機会を

大学時代に得たことは

 

貴重な体験だったと思いますし

 

こういった機会を作ってくださった

早稲田大学野球部OB会には

 

とても感謝しております。

 

今度は私自身が、

若い世代へ色々なことをお伝えさせて

いただく立場にあるのかなと思いまして、

 

お金の面では、まだまだ何もできておりませんが、

こういった文章や発信で

 

何か海外にいくようなきっかけづくりが

できればと思っております。

 

今日の内容がみなさまの野球生活に

少しでもお役に立てれば幸いです。

 

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慶友ポニーで監督してる野崎将司です!

 

指導・コーチング・教育系の発信をするラジオです。

 

【指導理念】

子供達が自ら進んで練習したり、努力したりすること、自ら考えてプレーすることを

コーチングできる監督・コーチでありたいと考えています。

 

いまは試合ではノーサインでやっており、自分で盗塁をしかけたり、エンドランを自分たちでやってみたりすることを

目標にしています。ただ単にノーサインでやるのではなくて、イニング・点差・カウント別、相手の癖を考えて

どこで仕掛けるべきかなども座学でやったうえで試合に臨んでいます。

 

【プロフィール】

野﨑 将司(のざきしょうじ)

京都府出身

 

【野球歴】

京都田辺硬式野球部-西城陽高校-早稲田大学ドジャースインターン-アリゾナウインターリーグ-堺ビッグボーイズ(コーチ)

-嵯峨野高校(野球部コーチ)-久御山高校(野球部コーチ)-慶友ポニー(監督)

 

中学・大学では全国大会出場し、

両方とも決勝まで進んだ。

 

大学時代は3塁コーチを務め、そのときに難しさを経験し、

3塁コーチで試合が決まると感じた。

 

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I am Shoji Nozaki who is a baseball coach for junior high kids.

This channel is for education and coaching.

 

I have experience to teach for elementary kids of 400 people of elementary kids,  200 people of junior high kids and also 1,000 people of high school students.

 

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