サイン伝達を防ぐ、あなたの学校が勝つ方法

サイン伝達の問題、これはやってはダメでしょう。

 

 

兵庫県高校野球連盟のサイトにも載っていますよね。

http://www.hyogo-koyaren.or.jp/events/umpire/umpire25.9.pdf

1996(平成8)年夏、選手権大会の先発メ ンバーが渡米した時のことです。二塁走者が捕手のサインを打者に伝えるのを見て、 審判から注意を受けました。当時の日本の野球では日常的な場面ですが、「スパイ行 為にも等しいアンフェア」を指摘されたのです。一・三塁のコーチにも同様の指導があり ました。国際大会への参加が増え、関係者による野球後進国への指導体制を整える中 で、本来のベースボール、そのスポーツマンシップを確認する大きな出来事だったと言 えるでしょう。1998(平成10)12月、日本高野連から〈マナーの向上〉の指導事項として 全加盟校に通知されています。(禁止事項要約)

2 走者やベースコーチなどが、捕手のサインを見て打者にコースや球種を伝える行為。

兵庫県高校野球連盟 サイトより引用

 

このサイトの素晴らしいところは、サイン伝達の時代背景が書いてあるところ。

日本人がアメリカに行って野球をして、アンフェアな行動に

恥ずかしい思いをしたことから、2年後に高野連の指導事項が改定されてるね。

 

スポーツをやる以上は、高校生にはスポーツマンシップを持って行動して欲しいです。

 

勝つ人 13人のアスリートたち (Sports graphic Number books)

 

勝利至上主義の弊害の一つは、野球が子供たちのためではなく、指導者の実績や功績、関係者や大人たちの満足のためのものになってしまいがちな点です。著者:筒香嘉智 「空に向かってかっ飛ばせ! 未来のアスリートたちへ」P132より引用

 

筒香選手や武井壮さんの言葉からもわかるように、勝ちを求めるばかりの行動が

過熱し、スポーツの存在意義が見失われているのではないでしょうか?

 

もちろん僕も「勝つこと」「勝ちを目指すこと」がダメだと言っているわけではありません。スポーツである以上、勝つのが目的ですし、プロなら当たり前のことです。著者:筒香嘉智 「空に向かってかっ飛ばせ! 未来のアスリートたちへ」P132より引用

 

でも勝つことが全てダメだというわけではありません。

かっこいい行動をしましょうよ、ということです。

 

本来、野球とはどういうスポーツなの?

 

abematimes.com

ストライクの語源は「打てよ」です。

審判がストライクをコールしたら、「その球打てたよ」と

教えてくれています。

 

ボールは「ストライク投げろよ!」という意思を伝えています。

 

ストライク (野球) - Wikipedia

 

ストライクゾーンに来た球を打つのが野球の楽しさであります。

ファールで粘るとかそういう発想は、本来の野球ではありえないことを

わかってください。

 

サイン伝達なんて、本来の野球から外れまくっていて、

バカじゃないの?と思わないとダメなんです。

そんなルール違反をしている、ズルい野球は抹殺していきましょう。

 

でも勝ちたい

 正々堂々と戦っていては、強豪校に勝って、

甲子園に行けないということもあるでしょう。

大丈夫です。ちゃんと勝つ方法はあります。

 

スポーツマンシップを教えてあげる

相手チームがサイン伝達をしてきたら

ベース上で相手と話す機会のある選手は、声をかけてみましょう。

男らしく「サイン伝えてない?」って。

「正々堂々とカッコよく野球しようぜ!」って

言ってみてください。

強豪校のみなが、強気なわけではなく、

やってはダメだけどチームからの指示で仕方なく

せざるを得ない人もいるんですよね。

 

 

 大人のパワーを使う

それでも相手がやってきたら、

大人のパワーを使いましょう。

 

告げ口作戦です。

近くにいる大人に協力を求めましょう。

審判にサイン伝達していることを伝えましょう。

守備の時間が終われば監督に伝えましょう。

 

電車で痴漢を見つけたら、警察や駅員に報告するのと

同じですよね。然るべき対応をとってもらいましょう。

 

大人の都合で見逃される場合もありますよね?*1

大丈夫です。サイン伝達を防ぐ方法はあります。

 

キャッチャーはサインを5回以上出す

野村さんは3回と言っていますが、

いまの高校野球では バレます!

 

構えを遅くする

ピッチャーのリリースのタイミングで、動きましょう

ギリギリまで動かないという練習をピッチャーとしましょう

 

構えの癖を出さない

PLvs横浜の試合で、松坂がPL学園に打ち込まれますが、

この試合では、横浜の捕手小山の構え方に癖があったそうです。

PLのランナーコーチャーからサイン伝達が行われていたと

裏話で出てましたね!

 

 

毎イニング、サインを変える

ある高校野球のライターさんから聞いたのですが、

京都外大西の三原さんは、横浜高校との試合で、

「どこからサインを見られているかわからない。

バッテリーに毎回サインを変えさせた」

と語っていたそうです。

 

ピッチャーは常にサインを見られていると思っておきましょう

ブルペンでは常に試合を想定しましょう、そしてキャッチャーとの

動きを合わせましょう

 

ショートは2塁ランナーの前に立つ

2013年の前橋育英は、セカンドランナーの前にショートを

立たせて、サイン伝達を防ぎ、甲子園で勝ち上がったそうです。

*2

 

終盤に役立つ1発牽制 

バッテリー、セカンド・ショートは一発牽制というサインを作っておきましょう

2塁ランナーがいるときに、サインを出している最中に、牽制をするやつですね

 

サード、ファーストの役割は

ランナーコーチャーの変な動きを確認

横で変な声を出していませんか?

ストレートなら「〇〇打てよ」

変化球なら「バッター打てよ」とか、

コースによって怪しい動きや、怪しい声かけを

見抜きましょう! 

 

ベンチの選手は

相手のブルペンを細かくチェック

初回からブルペンで投球練習をしているチームとか怪しいです。

相手ブルペンのピッチャー・キャッチャーは、

セカンドショートの背中でサインを出しているものを

伝達してますからね。

www.hb-nippon.com

 

課題解決能力が必要

こうやって課題解決をしていくことが大切ですね。

課題解決能力って今の高校生には求められているし、

これで甲子園出場したらAO入試で、慶応に応募しましょう!

 

サイン伝達防止方法を面接官にプレゼンして、

みんなで協力して勝ち取りました。って言ったら

面接官は食いつきますよね!

 

そもそも3000字以上もあるこのブログを読むということは、

知識がないと読めません。

筆者はインテリジェンスある人に

読んでもらいたいと思ってます!

 

ここに該当する人たちは、おそらく学力高めの

大学に進学するでしょうし、学校の授業でも

「課題解決能力が大事やー!」って先生に言われてませんか??

 

チームみんなで話し合って、ズルい野球をしてくる

学校に勝ってほしいですね 

 

ちなみにスポーツ推薦を取らない慶応ですが、

AOのチャンスはありますからね!

http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/2019sfcao.pdf

 (阪神タイガース・伊藤隼太*3いた学部)

 

今後の社会の進み方

SNSで全てがオープンになり、悪いことはすべて排除される

世の中になっています。

サイン伝達も色々なところで、写真や動画がとられているので

必ずバレます!やめしょう。

このような監視社会に対して不安が募るのは止むを得ない。一度でも炎上や黒歴史を残してしまえば、一生ネット上、あるいはブロックチェーン上に刻まれてしまう世の中になるかもしれないからだ。

著書:山口揚平「1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法

 

 

 

スポーツマンシップらしく、正々堂々と戦いましょう

ポケモンの唄にもあるように、昨日の敵は今日の友なんです。

 

勝っても負けても、かっこよくいきましょう!!

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*1:センバツでも選手から抗議があったにもかかわらず、注意せずそのまま流されたというシーンがありましたね

*2:当然、セカンド牽制のサインはランナーの後ろで出すことを忘れないでください。

*3:中京大中京からAO入試で合格