野球人口の低下と付き合う方法とは!?

野球人口が低下していて野球界が少年たちをなんとか野球に取り込もうとしています。僕が思う結論は、野球に取り込もうとしない、です。

日本の人口は低下しています、そして子供の数も減っています。それなのに選択できるスポーツはたくさんあります。そんな中で少年野球の頃から野球に子どもを囲っておこうとするその姿勢は、子供にとってある意味プレッシャーなんちゃうかな？っておもいます。野球に関わる人で、特に野球ビジネスで仕事が成り立っている人にとっては、野球人口低下は絶対に避けたい状況だと思います。売上が下がりますもんね。

でも本来は野球人口低下とビジネスは切り離すのが健全と僕は考えています。（各種メーカーはそうはいってられないのも承知してます。）

僕は、子供への指導で生活しているわけではないので、僕のような人間はどうしたらよいのか？とちょっと考えてみたのですが、子供に選択肢を与えるしかねぇーって思ってます。どういくことか？それはたくさんのスポーツを経験させてあげることだと。野球、サッカー、ラグビー、バスケなど、なんでもやらせてあげて、その中から子供が専門としてやりたいことを見つける、その手助けをしてあげるのが、野球で生活をしていない人たちの使命なんちゃうかなと思っています。

グローブメーカー、ウェアなど、子供がビジネスの対象になっている人たちはなんとか取り込もう、これはわかります。商品を売らなければ、会社が潰れます。でも僕たち子供と現場で関わり続ける人で、利害関係がない人たちは、やっぱり子供の目線で構えてあげることが大切なんやと思います。

「別に俺が教えてるのは野球やけど、高校で花園目指してもええんやで？」って子供には言うてあります。そりゃ野球続けて、甲子園に出て欲しいってのは本望です。だけど俺の人生ちゃうから、子供のやりたいようにさせるのが、親心かな？って思います。子供がたくさんの選択肢の中から、好きなスポーツを見つけられるようにするのが我々の使命やと思ってます。

ウチのチームでは、冬は野球はほとんどしてません。今はサッカー、ラグビー、バスケ、バドミントン、テニスなど、できるだけ多くのスポーツに取り組ませています。肩肘を休めさせたい、違う種目を通して運動能力UP、って考えてるのも理由の一つやけど、一番は子供の可能性を増やしてあげること。

これから野球界は、野球人口増やさなあかん！！って躍起になっていくから、現場で関わる僕たちは、気長にゆっくり子供に付き合っていってあげたいなーって思います！