少年野球の監督、選手の起用方法、色々なポジションを守らせた方がいい⁉️

僕は色々なポジションを守ることが、子供にとってはとても大切だと思っています。

 

 

 

他の人の気持ちがわかること

1つのポジションだけだと、見え方が偏ります。一方で普段守り慣れていないポジションを経験することは、新たな発見に繋がります。僕はファーストをよく守っていましたが、たまにショートを守るとピッチャーの球筋が見事にわかり、バッターが打つ前に動いたりしていました。高校のときのバッティング練習なんかは、ショートを守って、チームメイトのスイングの傾向をみながら、予測して動いたりしていました。大学では、自分のポジションしか守ったらあかんみたいなルールがあったので、チャレンジできなかったのですが、自由に守ることを許すことはスタッフの大きな仕事の一つであると考えています。

 

選択肢が増えること

少年野球の段階で一つのポジションにこだわると将来性が少ない選手になってしまうと考えています。僕が教える中学生には、最低でも2イニングに1回はポジション変更をしています。公式戦でもこの方針は変えていません。僕はプロ野球選手を育てたいと思っているので、色々なポジションを経験させて、今のうちに選択肢を与えたいと考えています。プロ野球選手だって多くのポジションが守れるマルチプレーヤーであれば選択肢も増えると思うし、チャンスも多く与えられると思います。

 

単純に楽しい

一つのポジションばかりだと飽きてきます。仕事だってそうだけど、毎日同じ繰り返しはやっぱり飽きてくる。たまには違う仕事もやってみたい、これは野球でも同じではないでしょうか!?色々なポジションを経験させることは子供にとっても新鮮さを感じられる瞬間だと思います。楽しければ野球がもっと上手になりたいと思う可能性も出てくるので、そういった機会を作るようにしています。

 

野球の見方が変わる

レベルが上がってくると野球の見方に変化が出てきます。ファーストで守っている時とショートを守っている時は全然感覚が違うと思います。たとえば僕の恥ずかしい経験だと、硬式ボールではじめてレフトを守った時、左バッターの打球が切れるということを知らずに、打球に対して真っ直ぐ入ってしまい、切れてくる打球に対応できませんでした。後から先輩に怒られた記憶があります。そのとき鮮明に覚えているのは、左バッターのレフトフライは切れてくるということです。

色々なポジションを守ったことがあるからこそ、いまの指導にも生きています。

 

色々な練習をしようとなる

僕はファーストなので、ほとんど体で止めるということを覚えてしまったような気がします。「足でバウンドを合わせろ!!」って言われた時に「??」となっていました。はじめて足を使ってバウンドを合わせることがわかったのは大学生。恥ずかしながら、そのときまで、わかりませんでした。でもショートとかセカンドって足でさばくことって大事じゃないですか。加速・減速両方使わないといけないし、細かなステップを使ったりもする場面もあります。

またセカンドなんかはゲッツーのときに、右に腰を切ってセカンドベースに投げるということもあります。これなんかはセカンド特有の練習なんではないの!?って思っています。「セカンド守ることがあるでー」って監督に言われれば、その練習もするようになります。逆に「お前はサードだけでええでー」なんて言われたら、腰を右に切って投げるという経験なしに、年齢だけが増えていくことだってあります。

 

まとめ

こどもの可能性を広げるなら、たくさんのポジションを経験させてあげることって大事だと思います。でも、子供に慣れないポジションを守らせるのって怖いですよね。だってミスが連発で試合に負けることだってあるし、いつチェンジになるかわからない!なんてヒヤヒヤすることがたくさん出てきます。僕もそうです。いつもヒヤヒヤします。でもそこでリスクを取った時に子供がファインプレーなんかしちゃったりすると、チーム全体が盛り上がったりします。またそのひとつのプレーで子供の練習に取り組む姿勢が変わったりもします。不思議ですよね。だからこそ、僕の中では、複数ポジションって大切なんだと思っています。

 

もし里崎さんが少年野球の監督になったら? 

里崎さんも色々なポジションを守らせると言っていますね。僕も勇気を持って起用していこと思います!

 

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