グローブの買い方、失敗するパターン

グローブの買い方について、聞かれたので僕なりの答えを書きたいと思う。

 

 

 

結論を先に言うと「グローブはスポーツショップで買え」ということである。なんだ当たり前だと思われるかもしれないけど、この話には続きがあって、スポーツショップにある全てのグローブに手をはめて、自分の手にフィットしたものを買うべきなのであるということ。中学生だと「メーカーはミ○ノ、ゼッ○、エス○○ケイ」なんてこだわりがあるかもしれないけど、中学生クラスだと、どこのメーカーの道具を使おうとも、技能に変わりはみえない。むしろ手に合わないグローブを使うことが害なのである。カッコイイグローブをつけているのに、全く手にあっていない子供がその例だ。そうすると簡単なゴロや、フライされも捕れないことがでてくる。

 

手に合わないグローブを使うほど、バカなことはない。だから私が進めるのは、手にあったグローブを探し回るということだ。中学1年で硬式をはじめるぞーなんて意気込んでいる家庭が一番怖くて、そういった家庭ほど、グローブを6万近くかけてオーダーなんかしていたりする。オーダーグローブだと選手それぞれの手型を取って、グローブを作ってくれるから安心、、、だと思っているかもしれないけれど、実はオーダーであっても革の質や革の切り方によってできてくるグローブの形は、それぞれ違う。どの職人が作ったか?でも変わってくる。出来上がった感覚が1つずつ違うのだ。

 

プロ野球選手なら、5個も6個もグローブの試し使いができて、手に合ったものを使えるのだが、中学生には金銭的に不可能に近い。だからグローブをオーダーするのは、一種のギャンブルだと思っている。僕がいまいる選手に伝えているのは「メーカーなんてなんでもいいけど、手に合ったモノを探してこい!」ということ。

 

今度近くのスポーツショップと連携して、グローブの買い方講座をしようと思っている。選手にグローブの選び方をレクチャーし、間違った買い方をしないようにと考えている。スポーツショップの人とも連携して、グローブの選び方で子供が間違わないように、色々な人にも助けてもらおうと思っている。ここまで自信を持って言えるのも、僕自身、オーダーグローブを作って、手に合わないを使っていた経験がある。それも結構な知識を積んできた上で作った大学生のときだ。大学生だって間違うことがあるんだから、中高生はもっと大事にグローブを選んでほしい。

 

ちなみに今最も愛しているグローブはアメリカから仕入れた「1万円の○ーリングス」のグローブ。これはアメリカ旅行中に近くのスポーツショップで、買ったものだ。色々なグローブに手をはめて、決めたもの。

ボールは勝手に芯に入ってくるし、ゴロやフライでエラーしそうにもない。この「エラーしそうにない」ってのが肝で、グローブの形がおかしいと、それだけで不安になるのだ。

 

だから中学生にはそんな失敗をしてほしくないし、高いお金をお父さん・お母さんが払ってくれるのだから、手に合ったグローブを手に入れて欲しいと、僕は切に願っている!

 

いま中学生に戻ってグローブを買うならば、5万円払ってグローブ買うなら、2万円の硬式グローブと、アイ○ーセレクトの軟式グローブの併用をするかな?