ポジティブシンキング、2つの違い

ポジティブシンキングを

2つに分類します。

 

「簡単に目標達成できる」と

考えるタイプ

「目標達成をするためには

壁があるけど乗り越えられる」と

考えるタイプ

 

どちらのタイプが成功するのでしょうか??

 

結論から言うと、「壁はあるけど・・・」と

考えるほうが目標達成がしやすい、

 

大学の研究でデータに出ています。

 

単にポジティブに考えるだけでは

見積もりが甘くなり、

「まぁ大丈夫やろう」と

物事を軽く考えてしまうため、

努力から逃げてしまいます。

 

「自信を持つこと」

「目標達成できる」

 

そう考えることは大事だけれども、

目標を達成するためには

常に「障壁がある」と言うことを

頭に入れておかなければ、

いけません。

 

ある大学の実験です。

太った女性に

食事と運動の指導しました。

 

Aは

「ダイエットは成功しない」と

思うグループ

 

Bは

「ダイエットは成功できる」と

思うグループ

 

2つのグループのダイエットには、

どんな結果が

出たでしょうか?

 

Aの「ダイエットできる」と

ポジティブに考えていた方が

平均で12キロも体重が

減っていたそうです。

 

さらにその話には続きがあって、

「簡単にダイエットできる」と

思っていたグループ、

「厳しい道のりはあるけれども、

ダイエットできる」と

思っていたグループの

比較検討も行っています。

 

面白いことに

「ダイエットは難しいが成功する」と

思っていたグループのほうが、

平均11キロ体重が

減っていたそうです。

 

野球でも同じ現象は

ありませんでしょうか?

 

身近な例だと、

弱い相手と戦う時。

 

「簡単に相手に勝てる」と

自信を持って試合に挑んだ場合、

弱い相手に

足元を救われ負けてしまう

そのようなケースって

よくありますよね。

 

甲子園でも少年野球でも

たくさん見られます。

 

それは「勝利」という目標達成を、

安易に考えているから

起きる現象です。

 

どんな相手でも

絶対に油断してはいけないのです。

 

油断をすると、相手を見下したり、

ナメてかかったりして、

予想しない、

想定外の試合展開に焦ります。

 

すると大事なところで

エラーをしたり、

普段ならあり得ない

重大なミスをしてしまったりするのです。

 

常に「油断大敵」と思って、

試合に臨むべきです。

 

 

さらに面白い現象があります。

「成功には、常に壁がある」と

考えているグループは、

目標達成に「不安」を

持っています。

 

彼らは

「うまくいくかな?

「勝てるかな?」と

慎重に考えます。

 

実は、

その不安感というのが、

大切です。

 

人は不安があるからこそ、

入念な計画を立て、

人一倍努力するようになるのです。

安易に目標達成できると

考えている人たちは計画も立てずに

行き当たりばったりに行動し、

努力をしません。

 

子供たちが目標とする

「勝利」や「成功」

「プロ野球選手になる」といった

夢を手に入れるためには、

普段の考え方がとても大切です。

 

ゴールにたどり着くまでには、

たくさんの壁があります。

 

その壁にぶち当たった時、

自分自身で越えていけるかどうかが

大切なんだと思います。

 

「簡単な道なんてないんだ」

「常に壁があるんだ」

 

「でも俺はそれを乗り越えられる」

 

と思う気持ちを

子供たちに持っていてもらいたいと

思っています。

 

↓<参考文献>