高校野球の監督は、何屋さんなの?
この夏の大船渡バッシングを見ていると、
高校野球の"監督"に求めすぎていないでしょうか?
と私は考えてしまします。
高校野球の監督は、なんのプロフェッショナルなのでしょうか?
高校野球がもはや国民の一大スポーツとなっているいま、
ファンが求めるものも大きいです。
でも彼らの本業は"授業を行うこと"なのです。
監督たちも一教師として生徒指導や担任業務を行っています。
授業を4時まで行って、8時まで部活指導、
そして家に帰って明日の授業準備。
さらに土日も家族との時間も削り部活に投げ打っている。
これが厳しい現状なのです。
そんな中でも、監督たちはハイレベルなことを求められます。
高校野球ファンは、そのような教師としての面を見ることがないとはいえ、
1つ頭に置いておいて欲しい事があります。
それは、"監督の本業は野球指導でない"ということ
その一点です。
高校野球を愛するファンにとって、必死になってプレーする高校生に
勇気をもらうこと、感動をもらうこと、
これは素晴らしいことなんです!
ただ忘れてはならないのは、高校生が必死に白球を追いかけられるのは、
家族や授業を犠牲にしても、それを支える監督がいることなのです。
ファンの人は、高校野球を愛することはわかるのですが、
先生たちに対して、過度な要求を考え直す必要があるかもしれませんね。
高校野球は地元住民からの期待から成り立っているのも事実、
それからエネルギーを持っていることもあります。
心理学的にも、「自己超越目標」といって、
他の人のためなら自分の目標以上に頑張れるというデータも出ています。
高校野球に関わる人は、監督や選手は完璧な存在ではないと理解した上で、
適度な応援をするべきだと私は思うのです。