野球とダンスって関連しているの!?うちのチームではダンスをしています！
うちのチームでは冬にダンスをやっている。今年は日本体育大学から女子のプロダンサーを目指している子を講師として呼んでいる。狙いは、ダンスによって得られる新技能、短期記憶、そしてリズム感覚だ。
ダンスと野球って、一見何も関わりがないように見えて、実は深く関連していると思っている。ダンスのステップは野球の複雑なゴロの処理に対する練習になると思っていて、特に不規則なゴロの変化に対応を要求される内野手にはうってつけの練習である。ゴロってうまく対応するには、細かなステップが必要で、それをうまく鍛えてくれるのがダンスである。
またダンスは短期記憶が求められ踊っている時に次の内容が頭に入っていないと周りから遅れをとり、あーこいつ覚えてないんだなってよくわかる。ダンス講師が目の前で踊ってくれるときは、踊っている”風”に見えるけど、テストをしたら一発でわかる。野球だって短期記憶が必要で、サインが出された時に次はどんなプレーが要求されるかって結構記憶力が必要だったりするもんだ。さらに運動しながら、記憶が鍛えられるので、脳の活性化にも寄与すると思っている。
またリズム感覚も同時に鍛えられる。リズムはバッティング、守備のゴロ、フライ捕球なんかにも使われる技能であり、それもダンスをすることによって感覚が磨かれると考えている。
このへんの話は全部私のなかで考えていることなので、もちろんエビデンスもないから、エビデンスがないなかで、発言することはたいへん恐縮なのだが、選手がこれから活躍することで証明していくしかないと思っている。子供達にも、狙いを明確にしていかにやる気に満ちた状態でダンスに取り組んでくれるか？ってのも大事だと思っていて、ストーリー作りにはしっかりと準備をしている。
いまのところダンスの講師には、想像以上に踊れてますね！というお世辞でも嬉しなコメントをもらっているので、野球を解禁にしてからの１年間の成長がまた楽しみである。子供達の成長って、トレーニングしたその日に目に見える形でわかるのではない。長い間、色々なタネを撒き続けることで、開花すると思っている。
多種目制度を用いて、子供達の運動能力を大いに鍛えようと思っていて、またこの成果をみなさんに報告できるように一生懸命指導を頑張ろうとおもっている！
